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今後の見通し-その1-

8月31日ブッシュ大統領が緊急記者会見をした

連邦住宅局の住宅ローン保証制度をひろげ、返済が滞っている契約者にも保証を適用する。住宅価格が下落した契約者に対する、臨時の減税措置も議会に要請する。低金利ローンへの借り換え促進や、返済能力のない借り手に貸し付けた悪質な業者の取り締まり強化を打ち出した。

また、連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長も同日講演で、混乱する金融市場について、「影響を最小限にするために必要な行動を取る」と強調した。9月にはフェデラル・ファンド金利の引き下げが行われる可能性が高い。

このように、各国の政府・中央銀行のすばやい対応と、実態経済の強さにより、年内にはサブプライム問題も、じょじょに収束してくる可能性がかなり高い。しかし、ヘッジファンドの破綻などが発表されるたびに、値動きの激しい状況は当分続くので、あくまでも慎重な投資を心がけていただきたい。

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