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サブプライムローンとは何

アメリカでも日本と同じような住宅ローンがあり、貸し出しにあたっては、借り手の信用力の調査が行われる。返済不能などでブラックリストに載っていないか、定期的な収入は、返済が十分に可能な額であるか等である。

ここで借り手に十分な信用力があれば、その信用に基づき、住宅ローンとして貸し出される。比較的利率も低い上に、信用力をパスした者が対象となるので、返済不能となる確率は低い。このような一般の住宅ローンの基準を満たさない借り手に対するローンをサブプライムローンと呼ぶ。「低所得者向け住宅融資」と訳されることが多い。簡単に借りられる分、利率は2%ほど高く、中には利率の再設定をされるなど条件が悪いローンである。

所得が少ないなど信用力がない場合がほとんどではあるが、富裕層が信用力を超えた借入を行って、別荘などの不動産投資を行う場合もある。また、審査期間が短いため、すぐに購入したい場合にもサブプライムローンが利用されている。富裕層の不動産投資に関する問題は、まだあまり話題となっていないが、不動産バブルがはじけつつあるアメリカでは、こちらもリスクとなっている。

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