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2007年8月17日の悪夢

そして、8月17日をむかえた。朝、いつものようにニューヨークの株価をチェックした。ダウは一時300ドル以上下げていたが、引けにかけて急速に下げ渋っており、わずかに15・69ドル安だった。

その日は福島県まででかける予定があり、一安心して車にのった。ラジオのニュースと、サービスエリアで携帯の株価をチェックしながら、車を進めた。日経平均は113円安で始まったあと、意外にも下げ幅を拡大する。外為市場で一時再び112円台の円高に進んだことも嫌気され、売りが売りをよびだした。

後場に入っても円高が進行したこともあり、日経平均は下げ幅をさらに拡大する。ヘッジファンドの換金売り、週末のリスク回避の損失確定売り、追証対応の投げなど、売りが売りをよぶ状態となり、日経平均は大幅安となった。日経平均は874.81円安の15273.68円、TOPIXは87.07ポイント安であった。値下がり銘柄数が1620に対して、値上がり銘柄数はわずか87であった。

私はというと、市場は終わる2時50分にドライブインに入って株価をチェックすると、日経平均は5%を超える大幅下落、「明日からは週末」、「このまま下落は止まらないのでは」と恐怖にかられ、いくつかの株を最安値で投げ売ってしまった。

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