Top >  サブプライムローンとは >  サブプライムローンのしくみ

サブプライムローンのしくみ

サブプライムローンは、利率が通常の住宅ローンよりも金利が高めに設定されおり、貸し付け側にとってもリスクが大きい。このため、サブプライムモーゲージといい、通常は住宅ローン担保証券の形で証券化され、さらにそれらが債務担保証券の形に再証券化されて、投資家に販売される。

株式や債券のように、格付け機関により格付けされており市場で取引されている。このように、リスクを分散させているから、リスクが高い低所得者向けの融資を続けることができた。2003年から始まったアメリカでの不動産バブルにより、サブプライムローンの貸付残高は増大し、債務担保証券の販売も加速した。比較的リスクが低い、格付けが高い債務担保証券は、年金管理団体などに、比較的リスクが高い、格付けが低い債務担保証券は、アメリカやヨーロッパを中心とした金融機関やヘッジファンドなどに販売された。

この金融機関やヘッジファンドが大量の株式を購入しているため、債務担保証券による損失を埋めるために、株式を売り、売りが売りをよび、大暴落につながった。

 <  前の記事 サブプライムローンとは何  |  トップページ  |  次の記事 サブプライムローンの典型例(サムの場合)-その1-  >